「MOS資格を取得したいけど、独学で取得できるのか不安」
「独学で効率よく学べる方法を知りたい」
と悩みを抱えている方が多いと思います。
結論からお伝えすると、MOS資格は独学で充分に取得可能です。しかし、無計画に独学を開始してしまうと、合格まで時間がかかってしまい、コスパもタイパも悪くなる恐れがあります。
本記事では、独学のメリットとデメリットをお伝えした上で、おすすめの勉強法、学習スケジュールの立て方、独学での資格取得を転職で活かすコツについて、解説していきます。
お読みいただければ、MOS資格を独学で学ぶことへの不安がなくなり、3,000円以下のコストで1ヶ月後には合格を目指せるようになります。ぜひ、参考にしてみてください。
目次
MOS資格は絶対独学で取得すべき
MOS資格は絶対に独学で取得すべきです。なぜなら、難易度が低く、独学で充分に合格できるからです。
・上級レベル(エキスパート):合格率 約60%
独学法としては、書籍、Udemyの2つの方法をおすすめしています。この2つの独学法とパソコン教室を比較すると、以下のように整理ができます。
勉強方法 | 費用 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
書籍 | 2,000円~3,000円(テキスト代) | ・費用がかからない ・マイペースで勉強できる |
・パソコン初心者には理解が難しいこともある |
Udemy | 1,500円~2,000円(講座購入代) | ・費用がかからない ・マイペースで勉強できる ・動画型で理解しやすい |
・模擬試験を受けられない |
(参考) パソコン教室 |
10万円以上 (スクール代) |
・講師から指導を受けられるので理解しやすい | ・費用がかかる ・マイペースで勉強できない ・教室に通う必要がある |
書籍とUdemyも3,000円以下の費用で充分に試験対策ができます。また、好きなタイミングで勉強を開始できるメリットもあります。パソコン教室のように、スクールに通って時間を浪費することがありません。
パソコン教室には講師から直接教えてもらえるメリットがあります。しかし、書籍とUdemyでも、正しい教材を選べば、独学でも充分に内容を理解してスキルを磨くことは可能です。
その点、独学なら少ない費用で、スキマ時間にコツコツ学ぶことができます。つまり、お金の面でも時間の面でも、非常に効率が良いのです。
独学のメリットとデメリット
MOS資格を独学で取得するメリットとデメリットをまとめると、以下のようになります。
・費用がかからない
・スキマ時間を活用できる
・自己管理力に自信がもてるようになる【独学のデメリット】
・参考書の内容を理解できない可能性がある
・勉強を継続できない可能性がある
独学の場合、費用と時間の面でのメリットのみならず、自己管理力を転職でアピールできるようになります。しかし、参考書を独力で読むだけでは理解に時間がかかってしまう、つい勉強をサボってしまうというデメリットもあります。
デメリットも充分に理解して、計画的に勉強を継続することが大切です。
おすすめの勉強法
MOS資格のおすすめの勉強法は、
・Udemy
の2つです。なぜなら、この2つの勉強法は費用がかからず、スキマ時間をフル活用できるからです。ただし、書籍とUdemyにはそれぞれ特徴があります。そのため、自分の状況に合わせて最適な方を選ぶ必要があります。
それでは、書籍とUdemy、それぞれの特徴について解説していきます。
おすすめ勉強法①:書籍
パソコン操作に慣れており、Office系ソフトに触れた経験がある方には、書籍による勉強法をおすすめします。なぜなら、書籍は費用がかからず、いつでも勉強を開始できるからです。
MOS資格の場合、他の資格のように参考書や問題集など複数の書籍を購入する必要がありません。3,000円以下の参考書1冊充分に合格を目指せます。
ただし、書籍の場合、活字と画像のみで内容をすべて理解する必要があります。ある程度のパソコン知識がないと、内容の理解に苦労する恐れがあります。
パソコン操作に慣れている方は、書籍での勉強を検討してみましょう。
おすすめの書籍はコレ
MOS資格のおすすめ参考書は「MOS Excel 365&2019 対策テキスト&問題集」です。MOS対策定番の参考書で、これ1冊あれば他の書籍は不要と言いきれます。
基本的な操作の解説から5回分の模擬試験も付いているため、本番の試験に即した勉強ができます。書籍で勉強するなら、迷わず購入すべき1冊です。
パソコン初心者向けのおすすめテキストは以下の記事でまとめています。ぜひ、参考にしてください。
MOS独学のおすすめテキスト3選|初心者から合格を目指そう!
おすすめ勉強法②:Udemy
パソコン初心者で書籍だけでは不安を感じる方は、Udemyによる勉強法がおすすめです。なぜなら、Udemyは動画視聴型の学習サービスのため、講師が実際にパソコンを操作しながら解説してくれるからです。書籍の活字や画像のみでは難しく感じても、動画を見ながら一緒に操作できるとスッと理解できます。
Udemyの講座によっては2万円を超える高額なものもあります。しかし、セール期間中に購入すれば、1,500円や1,800円で購入も可能です。また、アプリに講座動画をダウンロードできるため、スキマ時間にいつでもどこでも勉強できます。
コスト面でも時間の面でも、非常に有利な勉強法です。
おすすめのUdemy講座
MOS資格をUdemyで勉強するなら、おすすめの講座はこちらです。
あえてテキストは設けず、動画と演習のみ。2週間で合格を目指す講座です。「動画を視聴→演習問題を解く→動画を視聴」をひたすら繰り返し、最短で合格を目指します。
講座価格もスペシャリスト編で2,600円、エキスパート編で3,000円とお安いので、セールを待つ必要もありません。Udemyでの合格を目指すなら、迷わず購入すべき講座でしょう。
YouTubeをおすすめしない理由
MOS資格の独学としてYouTubeはおすすめしません。なぜなら、YouTubeでは実践スキルが身につかないからです。
MOS資格は実際に手を動かして勉強しないと、合格は非常に難しくなります。しかし、YouTubeは動画を視聴して満足してしまいます。また、手を動かして学ぼうと思うと、サンプルとなるExcelデータを自分で作る必要があり、非常に非効率です。
たしかに、完全無料で学べます。また、身近でとっつきやすいメリットもあります。しかし、最短で合格を目指すなら、最低限の投資として、参考書やUdemy講座を購入すべきでしょう。
独学の勉強期間・勉強時間は?
独学でMOSの取得を目指す場合、勉強時間と勉強期間の目安は以下のとおりです。
PCレベル | 勉強時間 | 勉強期間(1日1時間) | 勉強期間(1日2時間) |
---|---|---|---|
パソコン初心者 | 80時間 | 2~3ヶ月 | 1~2ヶ月 |
実務経験者 | 40時間 | 1~2ヶ月 | 1~2ヶ月 |
1日の勉強時間によって、必要な勉強期間も異なります。1日に確保できる勉強時間は個人差があると思います。しかし、MOS資格は1ヶ月で合格を目指しましょう。パソコン初心者の方でも1日2時間の勉強時間を確保できれば、充分に1ヶ月で取得可能です。
MOSを最短1ヶ月で合格を目指す学習スケジュールの立て方は以下の記事を参考にしてください。
MOSの勉強時間|最短1ヶ月で合格する学習スケジュールを立てる
独学でMOS資格を取得するコツ
MOSを独学で合格を目指すためには、効率的な勉強方法を確立する必要があります。
- ひとつずつ丁寧に学習を進める
- 模擬試験は最初はすぐに答えを見る
- 何度も繰り返し模擬試験を解く
ひとつずつ丁寧に学習を進める
MOSは出題範囲の項目をひとつずつ丁寧に学ぶことが重要です。
資格試験の必勝法として、テキストを何度も繰り返し読んで徐々に記憶に定着させるという方法があります。しかし、MOSでテキストを繰り返し読むという方法はおすすめできません。なぜなら、MOSはパソコンを操作する実技試験のため、広く浅く学ぶのは非効率だからです。
ひとつずつ丁寧に、実際にパソコンを操作して、確実にスキルを身につけるようにしましょう。パソコン経験者の方は、最初は簡単に感じるかもしれません。しかし、テキストを順に読み進めることで、無駄なく確実な操作スキルが身につきます。自己流で身につけた、誤った操作方法も矯正されることでしょう。
私もいろんな資格試験に挑戦してきた経験から、MOSもテキストを何度も流し読みする勉強法を実践しました。実務経験がありパソコンスキルにも自信があったため、驕りもあったと思います。パソコンを操作せず、ひたすら文字だけ読み続ける。しかし、1ヶ月で何度読んでも、まったく問題を解けるようになりませんでした。
MOSは頭で覚えようとしてはいけません。パソコンを操作して、手で覚えることが重要です。必ず、ひとつずつパソコンを操作しながら丁寧に学習を進めるようにしましょう。
模擬試験は最初はすぐに答えを見る
MOSの試験対策として、模擬試験を解くことは重要です。しかし、初めて模擬試験を解くときは、最初から答えを見るようにしましょう。なぜなら、頭で悩んでいる時間がもったいないからです。
私は模擬試験を本番さながらに解いて、時間を無駄にした苦い経験があります。分からない問題を延々と考えるぐらいなら、すぐに答えを見て実際に操作し、丁寧にスキルを身につける方が断然効率が良いです。
また、MOSは与えられた課題に答える必要があります。自己流で解き、たまたま正解したからと満足してはいけません。なぜなら、少し出題パターンが変わると、途端に解けなくなるからです。
料理のレシピのように、テキストの手順通りに手を動かしましょう。自己流を排除するためにも、悩んで無理やり答えを見つけ出すことは避ける方が良いです。
MOSは問題に慣れる必要があります。問題を熟読したら、すぐに答えを見ながらパソコンを操作するようにしましょう。2回目以降、実力試しに模擬試験を解くことをおすすめします。
何度も繰り返し模擬試験を解く
最後は何度も模擬試験を繰り返し解くことが重要です。
私が何とかMOSを2ヶ月で合格できた理由は、何度も模擬試験を解いたからだと思っています。試験前の2週間に模擬試験を何度も繰り返し解きました。間違えた問題はチェックして、何度も復習しました。
同じ模擬試験を何度も繰り返し解くという勉強方法は、他の資格試験と同じです。MOSは目新しい問題は出題されないため、模擬試験をしっかり解いてスキルに定着させておくと、満点も目指せます。
模擬試験は「よくわかるマスター」シリーズのテキストに全5回分ついています。MOS取得を目指すなら、必読の1冊です。
MOS独学のおすすめテキスト3選|初心者から合格を目指そう!
独学で合格できたら転職でアピールできる
MOS資格を独学で合格できると、転職でも有利になります。転職では資格そのものではなく、資格取得までのプロセスをアピールしましょう。
スキルアップへの「前向きな姿勢」や計画性をもって勉強できた「自己管理力」をリアルに語ることができると、面接官の心に刺さります。
MOS資格は役に立たないと言われます。しかし、スキルアップのために自ら勉強した点は必ず評価につながります。うまくアピールして評価アップにつなげましょう。
MOSを履歴書に書くと恥ずかしい?就職・転職で活かす方法を解説
まとめ
MOS資格は絶対に独学で取得すべきという結論に基づいて、おすすめの独学法と学習スケジュールについて解説しました。
・短期集中で1ヶ月での合格を目指すべき
・章ごとに丁寧に勉強して基礎知識を身につけるべき
・独学での取得は転職でのアピールにつながる
MOS資格の独学は費用と時間面で大きなメリットがあります。また、独力で計画を立てて合格したという自己管理力は転職のアピール材料にもなります。
戦略的に独学での取得を目指してみましょう。学習スケジュールを立てて、ポイントをおさえて学習すれば、だれでも1ヶ月で取得できますよ。